地域の女性たちに、単に「出産までに最低4回は産前健診に行くように」とか「自宅ではなく保健スタッフの立会いのもと施設で分娩するように」と言っても、その理由(出産には常にリスクが伴うので、専門家である保健スタッフに定期的に診てもらう必要がある、など)がしっかり理解されなければ、行動を変えるのは容易ではありません。
そこで女性たちの行動変容につながるような健康教育が重要になります。プロジェクトでは、保健スタッフが主に施設で行うもの、そして母子保健ボランティアが村で行うもの、の二本立てでアプローチする必要があると考え、それぞれに研修を実施しました。
まず保健スタッフ。日頃リプロダクティブヘルスのサービスを提供する、いわゆる実務者を対象に、3日間で2つのIEC/BCC教材を活用した健康教育セッションが実施できるようになることを目指しました。そのうちの1つの教材(マギーエプロン)については、母子保健ボランティアにも教えられるように、ということで指導者研修(TOT)の位置づけもありました。
結果、出席した保健スタッフは限られた時間を最大限使って、何度かみんなの前で実演してコメントをもらいながら、3日目には見違えるように上手になりました。

次に母子保健ボランティア(CBSP)。こちらも同じく3日間で、1種類の教材(マギーエプロン)に特化した内容でしたが、人前で話すことに慣れているボランティアさんなど、何人かはとても堂々と、立派にセッションを実演していました。


保健スタッフ、ボランティアさんとも、最後に活動計画を作って研修終了。これから彼らがどんな健康教育活動を展開してくれるか、とても楽しみです。